奇しき宿縁に結ばれし八犬士
いぬづか しの もりたか
「孝」の珠を持つ。右腕に牡丹の痣。
最初に登場し、序盤の主役を務める。
母の希望で女名をつけられ女装で育てられたがその母とは幼い頃に死別。落ち武者の父の遺言通りに足利成氏に宝剣「村雨丸」を届けるため、許嫁を置いて旅立ってしまう。しかしその宝剣は偽物にすり替えられていた。
いぬかわ そうすけ よしとう
「義」の珠を持つ。左腕に牡丹の痣。
幼い頃に母親が行き倒れ、大塚家に助けられる。以来、 下男「額蔵」としてこき使われ、忍従の日々を送っていた。浜路の許嫁である信乃に対して嫉妬心やライバル心を燃やしていたところ、大塚蟇六から信乃を殺して村雨丸を奪うことを命じられる。
いぬやま どうせつ ただとも
「忠」の珠を持つ。左肩に牡丹の痣。
幼少時に父の妾に母子ごと毒殺されたが、墓の中で蘇生した。父は練馬家の家臣だったが主家が滅亡、父の敵である扇谷定正を討ち取る事を生きる目的にしている。
そのためには他の犬士たちと敵対することも辞さない。
火遁の妖術を使う。
いぬかい げんぱち のぶみち
「信」の珠を持つ。左頬に牡丹の痣。
足利成氏の家臣で獄舎番の職につき、捕物の名人として名を馳せるも、ある事情によって古河城の地下牢獄に幽閉されていた。復職を交換条件に城内で逃走中の犬塚信乃を捕らえることを命じられる。あらゆる武器を使いこなし、そのうえ怪力。
いぬた こぶんご やすより
「悌」の珠を持つ。設定書では左腕に牡丹の痣とある。
幼い頃から力を誇り、得意とする相撲で村の狼藉者を殺したこともある。喧嘩犬と呼ばれるほど荒れていたが、その自身が原因で父を亡くしてからは会心する。犬飼現八は幼馴染で、犬江親兵衛は甥にあたる。
いぬむら だいかく まさのり
「礼」の珠を持つ。設定書では胸に牡丹の痣とある。
八犬士のまとめ役の立ち位置で、シリーズ後半で登場予定だった。
いぬさか けの たねとも
「智」の珠を持つ。設定書では右腿に牡丹の痣とある。
女装で現れる美少年。こちらも未登場。
いぬえ しんべえ まさし
「仁」の珠を持つ。設定書では左腕に牡丹の痣とある。
少年の様な年格好だが性別不明の設定。不思議な力の持ち主で次第に犬士たちの中心的な存在になっていく予定であった。